· 

乳神様のお話 第4話

「乳神様のお祭りのはじまり」

乳神信仰は地元のみならず、各地へ広まっていきました。

そこで、地元の浦幌町瀬多来で、乳神様のお祭りを立ち上げようという声が高まりました。

その先頭に立たれたのが、菅原鶴次郎さんという方です。

昭和57年に乳神様の油絵を奉納してくださった故菅原敏枝さんの父親にあたります。

現在も瀬多来神社には、お祭りで使用した太鼓が残っており、今も使用しております。

太鼓には、昭和9年と書かれており、お祭りを立ち上げたとみられる方々の名が刻まれております。

地元の方のお話によると、当時の乳神様のお祭りは、

露店がでたり、相撲をとったり、とても賑やかで、踊りも二重の輪になるくらい、よそからもたくさんの人が集まったそうです。

当時のお祭りの様子からも乳神様が多くの方から厚く信仰されていたことが伺えます。

次回は、

「乳神様の病気平癒の信仰について」についてお話します。お楽しみに!