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乳神様のお話 第5話

 

「乳神神社の病気平癒の信仰について」

大正時代の中頃、

浦幌町瀬多来で発見された

おっぱいに似たコブをもつナラの大木は、

お参りすると母乳が授かったことから、

ご神木としておまつりされ、

乳神様と呼ばれて信仰されました。

他にも病気平癒の神様としての逸話も残っております。

以前、

地元の方にお聴きしたお話の中で、

とても印象深かったものをご紹介致します。

それは、今から10年以上前になりますが、

地元の神社である瀬多来神社のお祭りの際に、

飯田アヤ子さんというおばあちゃんから、

ご自宅でお聴きした貴重なお話です。

飯田アヤ子さんは、

大正9年、浦幌町瀬多来でお生まれになり、

結婚するまでは、

乳神様の御神木のすぐ傍に住んでおりました。

20代の頃、農作業での無理がたたり、

肺の病気にかかったそうです。

だんだん呼吸が弱まり、

とても苦しい状態が続きました。

とうとう、食事も取れなくなり、

日に日に体力も落ちていく中、

ついには「死」を覚悟したそうです。

そんな中、

乳神様のご神木にすがる想いで

毎朝、一升瓶にお水を入れて、

ご神木の前にお供えし、

病気平癒をひたすらに祈願されたそうです。

そして、

お供えしたお水を持ち帰って、

毎日飲むようにしたところ、

不思議なことに

肺の病気が次第に治り、

再び元気に働けるようになったそうです。

飯田アヤ子さんは、
お参りに行くたび、いつも笑みを浮かべながら、

「今も元気に暮らせるのは、乳神様のお蔭だよ。」

と話されておりました。

 当時、数え年90歳とおしゃっておりましたが、

写真を撮影したのが最後となりましたが、

乳神様のご神木の近くに住んでいた方の

貴重なお話をご紹介致しました。

他にも、現在に至るまで、

乳癌、子宮頸癌などの婦人病や目の病気など、

乳神様のご加護をいただいたというお話を

よくお聞きします。

病気に悩み苦しむ方々の守護神としても

多くの方に信仰されています。

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乳神神社の由緒を動画で見る → こちら

乳神様のお話 第1話 → こちら
乳神様のお話 第2話 → こちら

乳神様のお話 第3話 → こちら

乳神様のお話 第4話 → こちら